NZ南島ドローン&自転車縦断一人旅 ~南島上陸編~
今回はWellington~Picton~Blenheim(下地図青線部、走行距離28km)のハナシです。
2017/2/24
南北島間連絡船 Blue Bridgeはクック海峡をズンドコ進んでいきます。
船内にもたくさん椅子並んでたのですが、船内で流れてた英語のコメディ映画が全く理解できず、みんな爆笑してる中一人だけ真顔でかなり浮いてしまったし、外の景色を楽しみたかったのでデッキにいました。
普通に地べたに寝転がってる人とかいて、さすが白人の国だなぁ、と。
快晴で結構暑いι(´Д`υ)
出航して2時間ほどすると、いよいよ南島の入り江(?)に差し掛かります。
景色を見るために、さっきまでコメディ映画を観ていたたくさんの人たちがデッキに出てきました。
めっっっっっっちゃ景色いいいいいぃぃぃぃ!!!!!
ニュージーランド来てよかったぁぁぁと、早速思った時間でした。
そして遂に南島の玄関口、Pictonに到着です。
なんか、ついさっきまでビルが林立する都会にいたのが信じられないくらい小さな町ですね、、、。
期待と不安を抱えつつ、船に別れを告げます。
とりあえず近くのガソリンスタンドで、日本から持参した看板を自転車に取り付けました。
ぼくが一年前に自転車で上京したときは、「上京中」と書かれた看板を見て多くのドライバーが話しかけてくれたものです。今回も、そんな一期一会があるといいな。
時刻は午後5時。地図で確認すると、次の町までは28kmだそう。2~3時間はかかりそうです。
安全面を考えると日が暮れるまでには着きたいところ。
このまま今日はPictonに一泊した方がいいのではないか。少し考えましたが、旅の舞台となる南島を目にし自転車モチベがあふれていたので、気がつくと次の町Blenheimに向かって漕ぎだしていました。
街を抜けると一気に人の気配がなくなります。さすが南島。
走り始めて20分、早速第一村人(羊)発見です!
野を越え山を越え、
線路沿いを走ったり、
川を渡ったり、
ぐんぐん進んでいきます。快調快調。
ここまでで気になった点をいくつか。
・トラック、キャンピングカーが多い:一般的な乗用車は半分もいない気がします。
・車が速い:この国では町を抜ければ車の制限速度は100km/h。体感ではみんな120km/hくらいで走ってるんじゃないかと。
・ドライバーが話しかけてくれたりはしない:車が速すぎて、ドライバーが自転車の看板の文字を読む余地はなさそうです、、、残念。
・動物の死骸が多い:車が速すぎてよけられないのでしょう。1kmにつき一匹くらい何か死んでます。なんとかならないのかな。
・大規模な山火事の跡があった:ロード・オブ・ザ・リングのアイゼンガルドを彷彿とさせるような山火事の跡がありました。New Zealandは自然を愛する国、というイメージがあっただけに少しショックでした。
・景色は常に壮大:さすがNew Zealand。
まぁ気を取り直していきましょう。特に休憩することもなく夜7時半ごろ、日が暮れる前になんとかBlenheimに到着。New Zealand北東部、Marlborough地方の最大都市です!!!
え、めっちゃ田舎やん…。
夕飯が食べられそうな店が数件しか見当たりません…。
日も暮れそうなのでとりあえず地図アプリを頼りに近くのキャンプ場へ。
紹介し忘れていたのですがこの「MAPS.ME」という地図アプリ、事前にダウンロードしておけばオフラインでも使えて自分の居場所がわかるのですごく有能です。
テントを設営するのは一年前、登山サークルの新歓行事に参加したとき以来です。なんかワクワクしますね☺︎
後になって気づいたのですが、久しぶりすぎてペグ(テントが飛ばないように固定する杭のようなもの)を打つのを忘れてしまいました^^;
そして晩飯を食いにいくことにしたのですが、ハイウェイ沿いにケンタッキーとサブウェイが並び、その他は駅前におしゃれなレストランが一軒あるだけ。
びくびくしながらおしゃれなレストランに入ってみます。
"Hi.、、、アー…、、Can I have 、、dinner here tounight…?"
コミュ障発動。
なんとかメニューを受け取れました。えっとディナーディナー、、、$27…!?
高すぎる…
苦笑いしながら申し訳程度に$9のデザートを食べて店を立ち去りました。
アイスが4つくらい並んでてめちゃくちゃおいしかったです。(小並感)
店内で談笑しながらDinnerを楽しむマダムたちの姿が脳裏から離れなません。
いい生活だな…。
結局ケンタッキーで夕食を済ませ、テントに戻ることにしました。いやー、最初からめっちゃチキン食いたい気分だったんですよねー!!!!!
キャンプ場に戻って初めて気づいたのですが、めっちゃ星がキレイ。
初めて見るニュージーランドの星空に胸を高鳴らせながら、テント泊1日目の夜は更けていくのでした。